この記事で分かること
- 自社で海外営業チームを構築する際の全コスト内訳(初期費用・月次費用)
- BPO代行との費用差と、それぞれのメリット・デメリット
- 補助金適用後の実質コスト試算(月3.3万円〜になる仕組み)
「海外営業、高そうで踏み出せない」は誤解かもしれない
多くの日本企業が海外営業に踏み出せない理由の一つが「費用の不透明さ」です。「どれくらいかかるのかわからない」「失敗したら大きな損失になる」という不安は理解できます。
しかし、費用の全体像を正確に把握し、適切な方法を選べば、海外営業のコストは思いの外コントロールできます。
この記事では、「自社で海外営業チームを構築する」場合と「BPO(外注)を活用する」場合の費用を詳細に比較し、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
自社で海外営業チームを構築する場合のコスト
初期費用
自社チームを構築する場合、以下の初期費用が発生します。
| 費用項目 | 金額(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 現地法人設立費用 | 50〜200万円 | 弁護士費用・登記費用含む |
| オフィス敷金・内装 | 30〜100万円 | バンコク都心部の場合 |
| 採用費用(現地スタッフ) | 30〜50万円/名 | ヘッドハンター手数料等 |
| 業務用PCなど備品 | 20〜50万円 | |
| 法人口座開設・各種手続き | 10〜30万円 | |
| 初期費用合計(最小見積) | 約140万円〜 | |
| 初期費用合計(一般的な水準) | 約500〜800万円 |
月次費用(ランニングコスト)
初期費用に加え、毎月以下の費用が固定で発生します。
| 費用項目 | 月額(目安) | 年額換算 |
|---|---|---|
| 現地スタッフ人件費(2名) | 30〜60万円 | 360〜720万円 |
| オフィス賃料 | 10〜20万円 | 120〜240万円 |
| 日本側担当者(管理コスト) | 20〜40万円 | 240〜480万円 |
| 出張費(本社↔現地) | 5〜15万円 | 60〜180万円 |
| 採用・教育コスト(年間) | 5〜10万円 | 60〜120万円 |
| 月次費用合計 | 70〜145万円/月 | 840〜1,740万円/年 |
自社チームの初年度総コスト
| パターン | 初年度コスト |
|---|---|
| 最小構成 | 約980万円(初期140万 + 月次70万×12) |
| 一般的な構成 | 約2,200万円(初期500万 + 月次145万×12) |
BPO(海外営業外注)を活用する場合のコスト
海外セールスくんの料金プラン
| プラン | 月額料金 | 稼働時間 | 主なサービス |
|---|---|---|---|
| Lite | 25,000THB(約10万円) | 30時間/月 | リスト作成・メール営業 |
| Standard | 40,000THB(約16万円) | 60時間/月 | テレセールス・アポ獲得・月次レポート |
| Premium | 55,000THB(約22万円) | 100時間/月 | フルサービス+商談保証 |
BPOを利用する場合の初期費用:0円(契約・設定費用も不要なプランあり)
補助金活用後の実質コスト
小規模事業者持続化補助金(補助率2/3)を活用した場合:
| プラン | 通常月額 | 6ヶ月累計 | 補助金額(2/3) | 実質負担 | 月換算 |
|---|---|---|---|---|---|
| Lite | 10万円 | 60万円 | 40万円 | 20万円 | 約3.3万円/月 |
| Standard | 16万円 | 96万円 | 50万円(上限) | 46万円 | 約7.7万円/月 |
| Premium | 22万円 | 132万円 | 50万円(上限) | 82万円 | 約13.7万円/月 |
※補助金の上限・補助率は制度改正により変更される場合があります。最新情報はお問い合わせください。
自社チーム vs BPO:5つの観点で比較
1. 費用
| 観点 | 自社チーム | BPO(海外セールスくん) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 140万〜800万円 | 0円 |
| 月次費用 | 70万〜145万円 | 10万〜22万円 |
| 補助金適用後 | 対象外 | 実質3.3万〜13.7万円 |
| 年間コスト(最小) | 約980万円 | 約120万円(補助金前) |
2. スピード
| 観点 | 自社チーム | BPO |
|---|---|---|
| 営業開始まで | 6ヶ月〜1年 | 最短2週間 |
| 採用・育成期間 | 3〜6ヶ月 | 不要 |
3. リスク
| 観点 | 自社チーム | BPO |
|---|---|---|
| 固定費リスク | 高い(人件費が固定化) | 低い(月単位で調整可) |
| 撤退コスト | 高い(雇用関係の整理が必要) | 低い(解約すれば終了) |
| 担当者離職リスク | 高い | 低い(チーム対応) |
4. 品質・管理
| 観点 | 自社チーム | BPO |
|---|---|---|
| 自社ブランド・スタイルへの適合 | 高い(時間をかければ) | 中(日本側との摺り合わせが必要) |
| 管理の手間 | 高い(現地スタッフの日常管理) | 低い(PM経由で一括管理) |
| 成果の透明性 | 中(自社管理) | 高い(月次レポートで全活動を報告) |
5. 将来の拡張性
| 観点 | 自社チーム | BPO |
|---|---|---|
| 市場検証のスピード | 遅い | 速い |
| スケールアップ | 柔軟(直接雇用で増員) | 中(プラン変更で対応) |
| 現地ネットワーク蓄積 | 自社資産として蓄積 | BPO側に依存する側面あり |
どちらを選ぶべきか?判断フロー
以下のチェックリストを参考に、自社に合った方法を選んでください。
BPOを選ぶべきケース
- 海外進出は「初めて」または「初期段階」
- まず市場の反応を確かめてから大きな投資をしたい
- 現地語(英語・タイ語等)対応の人材がいない
- 年間予算が3,000万円未満
- 撤退の可能性も念頭に置いている
自社チームを構築すべきケース
- すでにBPOで手応えを確認し、本格展開を決めた
- 現地での継続的・長期的な関係構築が事業の核心
- 年間売上が現地でも1億円以上見込める
- 現地のブランド構築・組織構築が重要な事業
段階的なアプローチが最も賢い選択
多くの成功企業が採用しているのは、「BPO → 手応え確認 → 自社チーム化」という段階的なアプローチです。
フェーズ1(0〜6ヶ月):BPOでテスト営業
→ 月10〜22万円(補助金適用で3.3万円〜)
→ 目標:見込み顧客リスト作成・初期商談獲得
↓ 手応えあり
フェーズ2(6〜12ヶ月):BPO継続 + 現地パートナー探し
→ 月16〜22万円
→ 目標:継続商談・初期受注・現地代理店選定
↓ 本格展開決定
フェーズ3(1年以降):現地スタッフ採用・自社チーム移行
→ 月70万円〜(固定費増加)
→ 目標:現地法人による本格営業体制の構築
この流れであれば、初年度のコストをBPOの約120万円(補助金前)に抑えながら、リスクを最小化して市場を開拓できます。
まとめ:海外営業は「低コストで始めて、確認してから拡大」が正解
自社チームとBPOのコスト比較をまとめます。
- 自社チーム初年度コスト:最小でも約980万円、一般的には2,000万円超
- BPO(海外セールスくん)初年度コスト:約120〜264万円(補助金適用前)
- 補助金適用後のBPOコスト:実質月3.3万円〜(Liteプランの場合)
まずはBPOで市場を試し、手応えがあれば自社チームへの移行を検討する段階的アプローチが最もリスクが低く、費用対効果も高いと言えます。
海外セールスくんでは、最短2週間で営業活動を開始。毎月のレポートで成果を可視化し、「本当に効果があるか」をお客様と一緒に確認しながら進めます。
まずは無料相談で、自社の予算・目標に最適なプランをご提案します。
よくある質問
海外営業を外注(BPO)する場合の費用はいくらですか?
海外セールスくんの場合、Liteプラン(月30時間)が月額25,000THB(約10万円)、Standardプラン(月60時間)が月額40,000THB(約16万円)、Premiumプラン(月100時間)が月額55,000THB(約22万円)です。小規模事業者持続化補助金を活用すると、実質月3.3万円〜からスタートできます。
自社で海外営業チームを作る場合、最低いくらかかりますか?
現地法人の設立費用(50〜200万円)、現地スタッフの採用費(30〜50万円)、月々の人件費(現地スタッフ1名で月15〜30万円)、オフィス賃料(月5〜15万円)などを合計すると、初年度だけで500〜1,500万円かかるのが一般的です。
BPOと自社チームの最大の違いは何ですか?
最大の違いは「固定費リスク」です。自社チームは売上が下がっても人件費・オフィス代などの固定費が発生し続けます。BPOは月単位で契約調整が可能なため、繁閑に合わせて費用を最適化できます。また、BPOは採用・教育・管理コストが不要という点も大きなメリットです。
BPOは品質が低いのでは?と心配です
海外セールスくんでは、日本語で指示を出せるプロジェクトマネージャーが担当し、毎月のレポートで活動内容・成果を透明化しています。StandardとPremiumプランには商談保証制度があり、月間保証商談数に未達の場合は追加営業活動を無償実施します。
まずBPOで試して、後から自社チームに切り替えることはできますか?
はい、それが最も賢い進め方です。まずBPOでタイ・ASEAN市場の反応を確認し、手応えがあれば現地スタッフの採用・自社チーム化を検討する。海外セールスくんでは、そのような段階的な進出支援も対応しています。